独自ドメインを取得する場合、どこの会社、どの種類(.com、.net、.jp。。。)を選んだらいいのか?

ブログを始めるにあたって、まず、ドメインを取らないといけないなということで、

  • 個人ブログには、どんなドメインがいいのか。.com?.jp?、はたまた.tokyoか?
  • ドメインの種類はGoogleの検索順位に影響するのか?

気になった点を調べてみました。

 

確認するのは、次の2点

確認ポイント

  • Q1 – 個人ブログを始めるにはどんな種類のドメインを選んだらよいのか?
  • Q2 – ドメインはどの会社から購入するのがよいか?”

以下、結論。

結論

  • Q1:迷ったら「.com」でOK

(プラス)

    • 稼いでるトップブロガーはみんな「.com」
    • 重要なのはコンテンツ。Googleはドメインの種類を重視していない

(余談)

    • 激安ドメインでもOK。ただし、翌年から通常料金に値上げされるので注意。
    • メールなし/シングルサーバ/暗号化なし/機能として使うだけ、全部あてはまったら独自ドメインなしでもOK
  • Q2:どの会社でもOK

(プラス)

    • 自分の使用しているWebサーバ・メールサーバとセットで購入すると設定が
    • WHOIS情報公開代行が無料だとうれしい
    • 小規模サイトなら無料Webサーバー付きという選択肢もアリ
    • 高度な設定を使いたいなら「お名前.com」「バリュードメイン」

以上、
とりあえずここまで読んでもらったらOKです。

ここからは、調べた内容をざっと書いておきます。
時間のある方は読んでみてください。

果たして、私の決断は。。文末で。

調べた内容

ドメインにはどのような種類があるのか?用途に制限はあるのか?

ドメインには、種類により掲載する情報と、用途があらかじめ決めらています。
「.com」「.jp」などは、トップレベルドメインといい、下記のような種類があります。

分野別トップレベルドメイン

種類 用途
.com 企業や商用サービスを表すドメイン
.net 主にネットワークサービスの提供者を表すドメイン
.org 主に非営利団体を表すドメイン
.biz 主にビジネスを表すドメイン
.info 主に情報の提供者を表すドメイン
.jp 汎用国別ドメイン。日本
新ドメイン .tokyo、.tech、.club、.shop、.proなど、マイナーなドメインは無数にあり

価格はおおよそ1500~3000程度、その他激安の新ドメインがあります。

属性型JPドメイン

属性型JPドメインは、「.co.jp」(日本国内に登記された株式会社など)のようにサイトの属性を保証するものがあり、その属性を持っていない者が勝手に使うことはできません。
属性型JPドメインは、ドメインの取得の際に
・法人登記
・存在確認
・管理者情報公開
が求められます。

主な属性型JPドメイン

種類 用途
.co.jp 日本国内で登記を行っている株式会社・有限会社など
.or.jp 財団法人、社団法人、医療法人、農業協同組合、生活協同組合など
.ne.jp ネットワークサービスごとに登録可能
.ne.jp ネットワークサービスごとに登録可能
.ac.jp 学校教育法などの規定による学校が登録可能
.go.jp 日本国の政府機関、各省庁が管轄する研究所、特殊法人(特殊会社を除く)が登録可能

上記の通り、ドメインには本来、種類ごとに掲載する情報の種類が決められていますが、属性型JPドメイン以外は、自由に取得できます。
ドメインの種類とサイトの内容に関係がなくても全く問題ありません。

今回は、ドメインの用途だけにフォーカスしています。
ドメインの登録について詳しく知りたい方は、こちらがオフィシャルの情報です。

一般社団法人日本インフォメーションネットワークセンター(JPNIC)|ドメイン名の登録

https://www.nic.ad.jp/ja/dom/registration.html

ドメインの種類は検索順位に影響するのか?

Googleはトップレベルドメイン(TLD)のメインの種類によって、サイトを評価することはないようです。

Gogleは、優良なサイトを検索上位表示することを最重要ミッションとしています。
Googleが紹介したサイトを読んだユーザーが「さすがGoogleの検索上位、参考になったー!」
となることこそが、Googleを利用してもらう理由になるからです。

例えば、
「社長です」と言われると、「すごい人なのかな?」となりますが、
「.NETです」と言われても、「そりゃー読む価値ありそうだ!」とはなりません。

また、ドメイン名とコンテンツの親和性が評価されるという説もありますが、こちらについては、まったく関係ないとは言えませんが、さほど影響はありません。

例)

  • masao-golf.com – ゴルフプレーヤー向け情報サイト ➔ 評価UP
  • masao-golf.com – ゴルフが好きなまさおのグルメ日記 ➔ 評価DOWN

Googleはサイト管理者の提供する情報を信用しませんので、こちらも気にしなくてよいでしょう。

その証拠に、有名トップブロガーのドメイン名は、サイトのテーマに合ったものもあれば、全然関係ないものもあります。
重要なのは「コンテンツ」とユーザーの評価です。

参考にしたサイト:
ホームページシード|【.com】【.net】【.org】?ドメインの種類や意味、SEOへの影響は?

https://hp-seed.jp/useful/592/

トップブロガーはどんな種類のドメインを使っているか?

次に、トップブロガーはどのようなドメインを使用しているのかを見ておきましょう。

常に優良コンテンツを作り、効果的な方法で発信し、高アクセスと高収入を上げているトップブロガーたちは、果たして、どのようなドメインを好んで利用しているのでしょう?

ブロガーランキング、アクセス数は下記のサイトを参考にしています。

  • ブログ部|【ブロガーランキング】人気ブロガー達の収入・PV数などを徹底比較

https://ebloger.net/bloger/

  • SimilarWeb|アクセス数

https://www.similarweb.com/ja

総合評価 ブログ名 推定アクセス数(月間) ドメイン
1 ノマド的節約塾 340,000 nomad-saving.com
2 クレジットカードの読みもの 263,333 news.cardmics.com
3 moto 転職アンテナ データなし(少ない) tenshoku-antenna.com
4 manablog 115,666 manablog.org
5 ヒトデブログ 18,821 hitodeblog.com
6 ヨッセンス 84,745 ossense.com
7 マクリン 59,760 makuring.com
8 クロネのブログ講座 12,865 kurone43.com
9 gori.me 89,991 gori.me
10 やさしくねっと 44,803 yasashikunet.com

※かくいう、「ブログ部」さんも、ランキングの14位、月間数百万円を稼ぎ出されています。

ここからいえることは、トップブロガーはほとんどみなさん「.com」を使っているということ。
ですので、判断に迷うときは、成功者の真似をしておけば、少なくともマイナスはないはずです。

余談ですが、トップブロガーのブログって、思ったよりアクセス少ないんですね。
稼ぎのサブい私のサイト「みんなの履歴書」と同じレベルのサイトもちらほら。

http://minnano-rirekisho.com

逆に、皆さんのブログ収入の高いこと。
アクセス数よりも、コンテンツの質と、アクセスをどう購買に結び付けるかが、いかに大事かがわかります。
本当にすごいです。
(予想収入は「ブログ部」さんの記事を見てください)

独自ドメインは絶対に必要なのか?

インターネット経由でページや機能にアクセスしたいだけであれば、実はサーバ管理会社のから提供されるIPアドレスや、サーバ管理会社のサブドメインでも用が足ります。

もし、下記の条件すべてに当てはまる場合は、独自ドメインは必要ありません。

  • 小規模サービスであり、サイトのアドレスと、サービスを提供するサーバの関係が1対1
  • 独自ドメインとメールアドレスを連動させる必要がない
  • 機能だけが欲しい、ブランディングは必要ない
  • 暗号化の必要がない
  • Googleの検索順位は気にしない

アクセスの多いブログを立ち上げたいという方には関係ありませんが、用途によっては、独自ドメインを取らない、という選択肢もアリです。

激安ドメインは使って大丈夫か?

いざドメインを探し始めると、「.com」「.net」を使ったといった一般的なドメインと並んで、「.club」「.shop」「.me」「.photo」「.art」…さまざまなトップレベルドメインが提案されます。
これらは、いわゆる「新ドメイン」とゆうものです。

「新ドメイン」には、「.ai」など、人気があり非常に高価なものもあれば、
中には、値段が50円、100円といった非常に安いものもあります。

「.red」や、「.nagoya」など、ネット上で見かけたことがないドメインが安値で売っていると、何か欠陥でもあるのではと勘ぐってしまいます。

でも、それは、単にそのトップレベルドメインが新しくて、一般的でないというだけで、機能的には全く問題ありません。

また、前述の通り、Googleはトップレベルドメインでサイトを評価していませんので、
コンテンツがいいのに激安ドメインのせいで検索順位が下がるということはありません。

実際に、トッププロガーの一人「g.O.R.i」さんは「.me」というトップレベルドメインで、月収300~600万円(予想)を稼いでいるそうです。

ただし、一点だけ、激安ドメインがいつまでその値段なのかということは確認してから買いましょう。
私は以前、お名前.comで「.red」ドメインを58円で買ったら、翌年は2580円の正規料金にが請求されましたことがあります。

ドメインはどの会社から購入するのがよいか?

ドメインを販売・管理している会社については、いくらでも情報がありますので、簡単に、名前と特徴だけ整理しておきます。

サービス 運営会社 特徴
お名前.com GMOインターネット株式会社 業界最大手、関連サービス多数、価格も安い
ムームードメイン GMOペパボ株式会 設定が簡単で初心者向き
名づけてねっと 株式会社NTTPCコミュニケーションズ 料金が高い、サポートが厚い、法人向け
スタードメイン ネットオウル株式会社 とにかく安い、ドメインに無料のレンタルサーバーがついてくる
エックスドメイン エックスサーバー株式会社 WordPressが使える無料レンタルサーバー付き
ゴンベエドメイン 株式会社インターリンク 品揃え日本一(1000種類)、安い、海外ドメインも多数取扱い
バリュードメイン GMOデジロック株式会社 機能が豊富

ドメインはどこの会社から購入してもさほど違いはありません。
価格は、同じドメインでも、最大数百円程度違うことがあるので、一応比較してみましょう。

ドメインを販売している会社は同時に、Webサーバや、メールサーバを提供しています。
当然各社、自社のサーバーを使ったほうが設定は簡単ですので、サーバーとセットで安いか、設定は簡単か、という観点で探すほうが後々楽になります。

WHOIS代行サービスが有料な業者がある

ドメインは公に公開するものですので、ドメインの持ち主、管理者の情報を公開する必要があります。
これをWHOIS情報といいます。

WHOIS情報では、管理者の名前、住所、連絡先を、インターネット上に公開することになります。

WHOIS情報は、下記サイトで調べることができます。

  • WHOISサービスはJPRS

https://whois.jprs.jp/

これはつまり、サイト管理者の個人情報がダダ洩れになるということです。
もちろん、私の個人情報も現時点でダダ洩れています。

会社などの場合は、当然公開すべきですが、個人ブログの場合、それでは困ります

この問題を解消するためにドメインを管理する会社が、個人に代わって「公開連絡窓口」を公開してくれるのが「WHOIS情報公開代行」サービスです。
全てのドメイン管理会社が「WHOIS情報公開代行」サービスを提供していますが、一部、料金がかかる場合がありますので、チェックしておきましょう。

WHOIS情報公開代行が有料な業者

・お名前.com 980円 ※無料キャンペーンあり
・ゴンベエドメイン 1,000円

(参考)IMG:WHOIS情報公開代行の利用
WHOIS情報|公開連絡窓口の代行

ドメインを買うとレンタルサーバーが無料でついてくる?

これは私も知らなかったのですが、ドメインを買うと、無料でレンタルサーバを貸してくれる会社があります。
ドメインは買うといっても、実際は、年間いくらかのレンタル料を払って借りている訳です。
「スタードメイン」ではなんと、そのドメインのレンタル料で小容量のレンタルサーバーをおまけとして付けてくれるのです。

以下、スタードメインのサイトより、

https://www.star-domain.jp/service/free_server.php

(スペック・抜粋)

独自SSL機能 無料
WordPress 利用可
ディスク容量 3GB(SSD)
商用利用
広告表示 なし
MySQL 1 ※データベース
PHP 利用可 ※Webアプリケーションの作成必要

ざっくり表現すると、こんな感じです。

WordPressでブログを編集するために必要な環境1揃えを、お試し容量で

3GBというと、ハイビジョン動画15分ぐらいですので、ちょっと書いたらすぐに一杯になるように思いますが。

原稿用紙3枚分のテキスト、アイキャッチ、画像数個の記事であれば、200記事は投稿できます。
もし100記事まで続けられたら、大容量の有料コースへの切り替えを検討してもいいのではないでしょうか?

とりあえず始めるのであれば、ベストチョイスかもしれませんね。

ドメイン管理会社は後で変えることができる

めったにありませんが、サーバを移行する際などに、ドメインを買った後、ドメインの管理を別の会社に移管したくなることがあります。
だからこそ、ドメインをどこから買うかは、慎重に検討しなければならないかというと、さほど気にする必要はありません。

ドメインは、電話番号と同様、一意性が保証されています。
また、ドメイン管理業者間で相互に移管できる義務付けられています。

ですので、これについては、移管する必要が出てから検討すれば大丈夫です。

私も、DNS設定、サブドメインをワイルドカード指定したくて、ムームードメインで買ったドメインを、お名前.comに移管したことがりますし、逆に、ムームーメールを使いたくてお名前.comで買ったドメインをムームードメインに移管したこともあります。

どちらも非常に簡単でした。

(決定)私のブログは

こんな感じにしてみました。

  • ブログ名 :プラスブログ
  • ドメイン :masao.blog  (価格:799円、2年目から2,500円)
  • ドメイン登録サービス :ムームードメイン

 

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また、Wordpressを始めるにあたって、こちらの投稿も参考にしました。
非常に簡潔にまとまっていて、感謝感謝です。

WordPressの使い方(初心者向け完全マニュアル)
https://ebloger.net/wordpress-howto/

(執筆時間:6時間)