ドメインを買いたいんだけど、.work1円 .xyz25円 .tokyo50円なんていう安いドメインが広告されている。
安いドメインって、機能的に何か問題でもあるんじゃないの?
ドメインを探していると、.work 1円、.xyz 25円、.tokyo 50円といった格安のものがよく広告されています。
安さには惹かれますが、なにか問題でもあるんじゃないか、心配になりませんか?
実は、問題アリです。しかも、肝心のお値段。
本記事では、独自ドメインを購入する際の注意点として、格安ドメインのメリット/デメリットを解説します。
この記事を読めば、格安ドメインを購入するかどうか、結論が出ます。
結論
格安ドメインのメリット・デメリットについて、最初に結論だけ。
- 格安ドメインが安いのは初年度だけ
- 格安ドメインは機能的には問題ない
- ドメインはレンタルサーバーとセットで買うと実質ゼロ円
それでは、それぞれの内容について解説していきます。
格安ドメインは安くない
格安ドメインが格安なのは初年度だけ
「.work1円」「.xyz25円」「.tokyo50円」などのうたい文句で売られている格安ドメインは実は割安ではありません。
というのも、この1円、25円という価格が適用されるのは、「初年度だけ」なのです。
ホームページやブログは5年、10年と運用しアクセスを増やしていきたいものです。
ですから、通常、ドメインも一度決めたら変更せず、価値が高まるように運用します。
1年だけ使えればいいんだという考え方もあるかもしれません。
しかし、それならば、レンタルサーバー会社から提供されるサブドメインやIPアドレスでも十分です。
格安ドメインは複数年の利用を考えると割安ではありません。
初年度・2年目以降の価格比較
それでは、格安ドメインの価格が初年度と2年目以降でどう変化するか、実際に価格表を確認しましょう。
今回は、大手2社の価格表を使用します。
(参考)価格表
- お名前.com :https://www.onamae.com/service/d-price/
- ムームードメイン :https://muumuu-domain.com/domain/price
サービス | トップレベル ドメイン |
1年目 | 更新 | 移管 |
---|---|---|---|---|
お名前.com 価格表 |
.work | 1 円 | 991 円 | 不可 |
.xyz | 25 円 | 1,505 円 | 1,480 円 | |
.site | 4 円 | 3,984 円 | 3,980 円 | |
ムームードメイン [価格表] |
.work | 69 円 | 990 円 | 不可 |
.shop | 69 円 | 1,480 円 | 1,480 円 | |
.site | 99 円 | 3,980 円 | 3,980 円 |
※2020/05/23時点
※価格は各サービスのサイトより抜粋
※更新費は1年更新した場合
※価格は、複数年購入、キャンペーンなどで変動する場合があります
※税抜き価格
価格表を確認すると、安いのは初年度だけで、2年目以降は通常料金を請求されることが分かります。
それどころか、ドメインによってはかなり割高な場合さえあります。
複数年の運用で考えたら定番ドメインの値段も大差ない
定番ドメインの価格
サービス | トップレベル ドメイン |
1年目 | 更新 | 移管 |
---|---|---|---|---|
お名前.com 価格表 |
.com | 760円 | 1,280円 | 920円 |
.net | 599円 | 1,480円 | 920円 | |
.jp | 2,790円 | 2,840円 | 2,840円 | |
ムームードメイン [価格表] |
.com | 1,160円 | 1,480円 | 1,480円 |
.net | 799円 | 1,480円 | 1,480円 | |
.jp | 2,049円 | 3,040円 | 3,040円 |
※2020/05/23時点
※価格は各サービスのサイトより抜粋
※更新費は1年更新した場合
※価格は、複数年購入、キャンペーンなどで変動する場合があります
※税抜き価格
実は定番ドメインの価格もさほど高価ではありません。
2年目以降の価格も、初年度とほぼ変わりません。
JPドメインだけは少し割高ですが、信頼性を重視するサイトであれば、利用した方がよいでしょう。
レンタルサーバーと一緒に購入すればドメインは実質ゼロ円
ドメインとレンタルサーバーは、同じ会社からセットで購入しましょう。
同じ会社から買うメリット
- 機能が連動しているので、設定・運用がカンタン
- セット割引がある(かなり割安)
ドメインと、レンタルサーバーを別々に買って、接続することもできます。
しかし、セットで購入すると、割引を受けられる場合があり、お得です。
下記のおすすめのセットであれば、ドメインは実質無料です。
お名前.com+RSサーバー (業務利用可能な環境・スペックを格安で)
オフィシャルサイト(ドメイン販売国内最大手)
実質維持費
- 1,100円/月(税込み) ※初年:10,780円/2年目以降:11,760円
注目スペック
- 独自ドメインが実質無料 (1円請求される)
- WordPressテスト環境機能
- 権限別複数アカウント作成
- バックアップ(14日間無料)
- 電話サポート(24時間365日無料)
- 独自SSL:無料
- データベース(MySQL):無制限
- ディスク容量(SSD):250GB
個人のブログ運営には十分すぎるほどハイスペックです。サポートやバックアップもしっかりしていますので初心者でも安心です。
また、
- 業務利用する
- 複数人で更新する
- 社外に更新を依頼することがある
という場合であれば、必須の機能がすべて入っていますので、ほかの選択肢はないように思います。
別々に購入すると、当然高額です。
果たしてどんなドメインを選べばいいのか?
格安ドメインがダメなら一体どのようなドメインがいいのか、こちらで詳しく解説しています。
気になる方は参考にしてください。
https://plus-pm.net/domain-for-blogs/
ドメインを選ぶ際の様々なポイントを「そもそもドメインって何?」というところから網羅的に解説していますので役に立つと思います。
格安ドメインを使っても全く問題ない
矛盾したことを言うようですが、機能面でいえば格安ドメインも全く問題はありません。
先に挙げたデメリットは、単に、費用面で安くないということです。
格安ドメインは機能的には問題ない
格安ドメインも機能的には全く問題ありません。
ここまで格安ドメインと呼んできた .work、 .xyz、 .tokyo … というトップレベルドメインは正しくは、「新ドメイン」というものです。
新ドメインはたいてい、安く販売されています。
しかし、その理由は、そのドメインが単に新しくて、一般的でないというだけです。
格安ドメインを使用しても、機能的な問題は全くありません。
ドメインが検索順位に影響しないのか?
格安ドメインを使ったからといって、Googleの検索順位が下がることはありません。
Googleが検索順を決める際の最も重要な要素のは、あくまでも、コンテンツの質だからです。
コンテンツがいいのに激安ドメインのせいで検索順位が下がることはありません。
実際に、トッププロガーの1人g.O.R.iさんは.me という新ドメインで、月90000ページアクセスを獲得しています。
格安ドメインであっても、気に入ったものがあれば、気にせずに使いましょう。
格安ドメインを使用するメリットはただ一つ
ドメイン名は、サイトやブログのテーマに合っていて、かつ、短いものが望ましいです。
ドメイン名が短い方が、覚えやすく、ブランディングしやすいためです。
しかし、ドメイン名は、早いもの勝ちです。
当然、.comや.netといった定番ドメインでは、短いドメイン名はほとんど取られてしまっています。
格安ドメインは競合が少ないので、短いドメイン名が取りやすい
新ドメインであれば、短く覚えやすいドメインが取得可能です。
競合が圧倒的に少ないからです。
たとえば、雑貨に関するサイト「zakka.com」を立ち上げるとします。
定番ドメイン.com、.net、.jpは当然、誰かにすでに取られています。
しかし、.tokyoであれば購入できます。
サイトのテーマに合っていれば、「zakka.tokyo」の購入を検討してもいいでしょう。
参考)
- お名前.com:https://www.onamae.com/
今回は、格安ドメインのメリット・デメリットについて解説しました。
参考になりましたでしょうか?
質問、ご意見等ありましたら、コメントいただければと思います。